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フルローン不動産投資は本当にアリ?詰む人・勝てる人の分かれ目を数字で判定

chatbakenshi0224
お金の悩み
こういった疑問に答えます
  • フルローンって本当にアリ?それとも地雷?
  • 「詰む人」と「勝てる人」って何が違うの?
  • 金利が上がっても耐えられるラインを知りたい
  • 頭金ゼロでも成立する条件ってある?
結論:フルローンは“条件が揃うならアリ”。でも余白がない設計だと、ズレた瞬間に詰みます。

※この記事は「買う/見送る」の判断基準を作る内容。最後にチェックリストで即判定できます。

本記事のテーマ
フルローンが成立する“分岐点”を数字で見抜く 金利・返済・空室・修繕を織り込んで、感覚ではなく「耐えるかどうか」で決めます。
この記事でわかること(STEP)
  • STEP1:フルローンが危険と言われる理由(本当の地雷)
  • STEP2:詰む人の典型パターン(やりがちな設計ミス)
  • STEP3:勝てる人の条件(成立する組み合わせ)
  • STEP4:分岐点の判定式(耐久テストのやり方)
  • STEP5:買う前チェックリスト(即NG / 改善策)
先に結論:フルローンが「アリ」になる4条件
  • 実質キャッシュフローに余白がある(満額前提じゃない)
  • 金利+0.5〜1.0%でも赤字が固定化しない
  • 空室1か月/年を入れても耐える(または現金で吸収できる)
  • 出口で負けにくい価格(高掴みじゃない)+需要が強い立地

逆にこの条件が欠けるなら、フルローンは“加速装置”じゃなく“赤字拡大装置”になりやすい。

STEP1:フルローンが危険と言われる理由(本当の地雷)

地雷は「借りること」じゃなくて“余白ゼロで借りること”

フルローンは、自己資金を温存しつつ投資を進められる一方で、ズレ(家賃↓/空室/金利↑/修繕↑)をすべて借入の重さで受け止めるので、余白がないと一気に苦しくなる。

フルローンが危険なのは「融資条件」と「物件の収益力」の相性が悪いとき。

フルローンで崩れやすい3つのズレ
  • 金利:変動で上がる/借換えできない/期間が短い
  • 家賃:下落/募集条件が弱い/周辺の供給増
  • 経費:管理費・修繕・税金・原状回復が想定超え

このズレを「最初から入れて計算してるか?」で勝敗が分かれる。

STEP2:詰む人の典型パターン(やりがちな設計ミス)

詰む人は“満額前提で黒字”を信じる

よくあるのが、家賃満額・空室ゼロ・修繕少なめで「黒字っぽい」計算にして買うパターン。

  • 空室が1回出るだけで、年単位で赤字になる
  • 金利が上がると、赤字が固定化する
  • 原状回復や設備交換で、手元資金が枯れる

“買った瞬間に勝ち”じゃなく、“買った後に耐え続けられるか”が勝負。

ありがちな地雷ワード(これだけで決めると危険)
  • 「節税になります」だけで押してくる
  • 「年金代わりです」だけで出口の話が薄い
  • 「空室はほぼ出ません」根拠が弱い

この手の営業は“数字の弱点”を言葉で隠すことが多い。

STEP3:勝てる人の条件(成立する組み合わせ)

勝てる人は「価格」と「耐久力」で勝つ

フルローンでも成立するのは、出口で負けにくい価格(高掴みしない)需要が強い融資条件が耐えるの3点セット。

  • 価格:相場より高いなら、その時点で難易度が上がる
  • 需要:駅距離・雇用・大学/病院・賃貸市場の厚み
  • 融資:期間・金利・返済方式で“ズレ”を吸収できる
ここだけ覚えて

フルローンは「ダメ物件を救う魔法」じゃない。良い案件にだけレバレッジを乗せるのが正解。

STEP4:分岐点の判定式(耐久テストのやり方)

① まず“実質”の毎月手残りを出す(表面利回りだけ禁止)

最低限、これを引き算して毎月いくら残るかを出す。

  • 家賃収入(満額)
  • − 管理費/修繕積立/賃貸管理手数料
  • − 固定資産税(按分)/保険(按分)
  • − 空室・原状回復の積立(ざっくりでも入れる)
  • − ローン返済(元利)

ここがギリギリ(または薄赤字)なら、フルローンはほぼ不向き。

② 耐久テスト(これだけで事故率が下がる)

下の3つを入れて、それでも耐えるかを見る。

  • 家賃:−5〜10%
  • 空室:年間1か月
  • 金利:+0.5〜1.0%

耐えないなら「物件が悪い」か「借り方が悪い」かのどちらか。

③ “一撃死”を防ぐ現金クッションの考え方

フルローンで一番怖いのは、赤字より現金ショート

  • 空室・原状回復・小修繕を吸収できる現金を残す
  • 「耐久テストで足りない分」を現金で埋められるかを見る
  • 足りないなら、頭金を入れる/物件を変える/条件を変える
フルローンの分岐点(ざっくり判定)
チェック見方NGのサイン優先アクション
実質手残り経費と返済を引いた後薄い/ゼロ/赤字物件or価格を見直す
金利耐久+0.5〜1.0%で試算赤字固定化条件/期間/借換え前提
空室耐久年1か月空室で試算一撃で資金枯渇現金クッション確保

この3つが通る案件だけ、フルローンを“選択肢”に入れる。

STEP5:買う前チェックリスト(即NG / 改善策)

即NG(フルローンで突っ込むと危険度MAX)
  • 耐久テスト(家賃−10%/空室1か月/金利+0.5%)で赤字が固定化
  • 現金クッションが薄く、空室や修繕で資金ショートする
  • 相場より高いのに、出口戦略が薄い(「年金代わり」だけ)
  • 家賃の根拠が弱い(周辺賃料/募集条件/競合が見えてない)

この時点で“買う理由”より“買わない理由”が強いなら、見送った方が勝ち。

改善できるならアリ(勝てる側に寄せる打ち手)
  • 価格交渉 or 物件変更で「出口負け」を消す
  • 期間・金利・返済方式を整えて“耐久力”を上げる
  • 現金クッションを残す(空室・原状回復・修繕の吸収)
  • 数字が弱いなら、フルローンではなく頭金投入も検討

フルローンは「最後に選ぶ手段」。先に案件を整えるのが順番。

まとめ:フルローンで勝つのは“余白を作れる人”
  • フルローン自体が悪いわけじゃない(余白ゼロ設計が危険)
  • 詰む人は満額前提、勝てる人は悪い未来前提で組む
  • 耐久テスト(家賃−10%/空室1か月/金利+0.5%)が分岐点
  • 通らないなら「物件 or 借り方 or 現金」を変える

次は「不動産投資ローンが通る人・落ちる人(年収/勤続/自己資金)」に繋げると回遊が強くなる。

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よくある質問(FAQ)

Q. フルローンと頭金ゼロは同じですか?

A. 近いですが同じではありません。フルローンは購入価格の大部分(または全額)を借入で賄う状態で、頭金ゼロでも登記・仲介・保険などの諸費用が別途必要なことが多いです。手元資金ゼロでの購入は危険度が上がります。

Q. 金利が上がったらフルローンは終わりですか?

A. 余白がある案件なら終わりではありません。家賃−10%、空室1か月、金利+0.5〜1.0%の耐久テストで“赤字が固定化しないか”を確認し、耐えないなら見送るのが安全です。

Q. フルローンで一番危ないのは何ですか?

A. 赤字そのものより「現金ショート」です。空室・原状回復・小修繕が重なると、黒字でも現金が足りずに詰みます。クッション資金を残せないなら、借り方や物件を見直しましょう。

Q. フルローンでも成立しやすい物件の特徴は?

A. 需要が強い立地で、価格が割安(出口で負けにくい)かつ、実質の手残りに余白がある物件です。表面利回りが高く見えても、経費や空室を入れると崩れる案件は避けましょう。

Q. 耐久テストは最低限どれを入れればいい?

A. まずは「家賃−10%」「空室1か月/年」「金利+0.5%」の3点でOKです。これで耐えないなら、フルローンではなく頭金投入・条件変更・物件変更を検討するのが現実的です。

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YAMADA
YAMADA
証券会社勤務
証券会社勤務。
制度×数字で、お金の判断を分かりやすく。

家計改善から新NISA・投資信託まで、再現性のある考え方を中心に発信しています。 読者が「自分で判断できる」状態になることをゴールに、用語・仕組み・手順を丁寧に整理します。

保有資格:FP2級/日商簿記2級/証券外務員/貸金業務取扱主任者
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