エアコン取付は稼げる?未経験が週末だけで月7〜12万円を狙うロードマップ

「平日は会社員だけど、週末だけであと月7〜12万円くらい稼げたらな…」
そんな人と相性がいいのが、電気工事士の資格を活かしたエアコン取付の副業です。
この記事では、未経験からエアコン取付の副業をスタートして、週末だけで月7〜12万円を狙うまでのロードマップをまとめました。
自分も最近第二種電気工事士に合格したばかりなので、その経験も踏まえて「電気工事士 × エアコン取付副業」というテーマでリアルなラインを書いていきます。
結論:準備と練習は必要だけど、「月7〜12万円」は現実的に狙えるラインです。
この記事でわかること
- エアコン取付副業のざっくり相場感
- 電気工事士が持っておきたい資格・道具・車のイメージ
- 案件の取り方と収入モデル
- 未経験からデビューするまでのロードマップ
1. エアコン取付の副業はどれくらい稼げる?ざっくり相場感
まずは、エアコン取付副業の「ざっくり相場感」を知っておきましょう。
- 壁掛けエアコン1台あたり:5,000〜12,000円前後(地域・内容による)
- 追加工事:配管延長・コンセント増設・穴あけなどで+数千円になることも
たとえば、週末(土日)だけで次のようにこなせたとします。
- 1日あたり:2〜3台(現実的なライン)
- 1台:8,000円と仮定
ざっくり売上イメージ
- 1日:2台 × 8,000円 = 16,000円
- 週2日:16,000円 × 2日 = 32,000円
- 月4週:32,000円 × 4週 = 128,000円
移動時間やキャンセルなども考えると、現実的には「月7〜12万円」くらいが狙いやすいレンジだと思っておくと◎です。
特に電気工事士としてエアコン工事までできる人は単価アップもしやすくなります。
2. エアコン取付副業の全体像をざっくり把握しよう
いきなり道具や案件探しをする前に、エアコン取付副業の流れをざっくりイメージしておきましょう。
- 第二種電気工事士など、必要な資格を取る
- 最低限の道具・車を揃える
- 先輩業者に同行する or 研修を受けて施工を覚える
- 案件サイト・量販店下請けなどで仕事を取る
- 土日のスケジュールを決めて、コツコツ実績を積む
この流れを半年〜1年くらいかけて固めていくイメージだと、無理なく副業として続けやすいです。
3. 第二種電気工事士はあったほうがいい?ほぼ必須レベルの資格
エアコン取付では、電源周りの工事(コンセント増設・専用回路など)が絡むことが多くなります。
そのため、第二種電気工事士の資格はほぼ必須レベルと考えてOKです。
- コンセント増設や配線工事をしっかり請け負える
- 案件サイト・下請け募集でも「電気工事士必須」の条件が多い
- お客さんへの信頼感アップ&トラブル時の説明もしやすい
この記事を書いている自分も、第二種電気工事士に独学で一発合格しました。
勉強ロードマップや使ったテキストについては、別記事で詳しくまとめる予定です。
▶︎(予定)関連記事:第二種電気工事士に独学一発合格した勉強ロードマップ
4. 未経験が準備するもの①:最低限そろえたい道具と車
エアコン取付副業を始めるにあたって、最低限そろえたいものは次のとおりです。
- 脚立(2尺〜4尺を現場に合わせて)
- インパクトドライバー
- トルクレンチ・モンキーレンチなどの工具一式
- フレアツール・パイプカッター
- 真空ポンプ・ゲージマニホールド
- ビス・テープ・配管支持金具などの消耗品
- 軽バン・ハイエースなどの車(荷物が乗せられる車)
新品で全て揃えるとそれなりの金額になりますが、
- 最初は最低限+中古でスタート
- 売上が安定してきたら、少しずつグレードアップ
という流れでもOKです。
5. 未経験が準備するもの②:施工スキルを身につける
道具だけ揃えても、「実際に1人で取付できるレベル」にならないと現場には出られません。
オススメは次のようなパターンです。
- 経験者の知り合いに頼んで、何件か同行させてもらう
- 量販店・工事会社の研修を受ける(メーカー研修など)
- 最初は1人で全部やろうとせず、簡単な案件から慣れていく
特に、
- 穴あけ位置の判断
- 配管の取り回し
- 室外機の設置場所の選び方
などは、現場でしか学べない「感覚」も多い部分です。
数件〜十数件レベルで同行しながら、一連の流れを身体で覚えていくイメージがおすすめです。
6. 案件の取り方:どこから仕事をもらう?
エアコン取付の副業では、主に次のようなルートで案件を取ります。
- 家電量販店の下請け
→ 仕事量は安定しやすいが、単価はやや低めになりがち。 - 工事会社・個人業者の応援
→ 応援日当でもらうパターン。経験を積むには◎。 - マッチングサイトや地域系サービス
→ くらしの○○、ジモティーなど。個人客と直接やりとりするケース。 - 自分のサイト・SNSで集客
→ 将来的には自分のブランドで単価アップも狙える。
最初は、
- 工事会社や個人業者の応援で経験を積む
- 慣れてきたら量販店の下請け・マッチングサイトに広げる
というステップがおすすめです。
7. 週末だけで月7〜12万円を狙うモデルケース
ここからは、「会社員+週末だけ副業」のモデルケースをイメージしてみます。
モデル①:ゆるめに月7万円を目指す
- 稼働日:土曜日のみ(月4日)
- 1日あたり:2台ペース
- 1台あたり:8,000円
売上イメージ(モデル①)
- 2台 × 8,000円 = 16,000円/日
- 16,000円 × 4日 = 64,000円/月
移動費や材料費を引いても、副業として月5〜7万円前後は十分狙えます。
モデル②:がっつり月10〜12万円を目指す
- 稼働日:土日(月8日)
- 1日あたり:2〜3台ペース
- 1台あたり:8,000円
売上イメージ(モデル②)
- 平均2.5台 × 8,000円 = 20,000円/日
- 20,000円 × 8日 = 160,000円/月
ここから経費を差し引いても、「手取りで月10〜12万円」が見えてきます。
もちろん、繁忙期・閑散期はあるので、年間トータルでならして考えるのが現実的です。
8. 未経験向けロードマップ:3〜6ヶ月でここまでいく
未経験からエアコン取付副業デビューする5ステップ
- 第二種電気工事士の勉強を始める
- 道具と車をそろえる
- 同行・研修で施工を覚える
- 簡単な案件からスタートする
- 週末の稼働日と売上目標を決めて継続
STEP1:資格の準備(〜3ヶ月)
- 第二種電気工事士の勉強をスタート
- 学科→技能の順に、試験スケジュールに合わせて学習
- 平日の夜やスキマ時間を使ってコツコツ進める
※このステップについては、「第二種電気工事士に独学一発合格した勉強ロードマップ」で詳しく書く予定です。
STEP2:道具と車をそろえる(〜1ヶ月)
- 最低限必要な工具と脚立をそろえる
- 中古も活用しつつ、無理のない範囲でスタート
- 荷物が積める車(軽バンなど)も用意
STEP3:同行・研修で施工を覚える(1〜3ヶ月)
- 先輩業者にお願いして、週末に数件同行させてもらう
- 量販店や工事会社の簡単な研修があれば積極的に参加
- 実際に手を動かして、1人で取付できる流れを身につける
STEP4:簡単な案件からスタート(〜3ヶ月)
- 最初は応援・下請けで、負担の少ない案件から
- 配管の短い普通の壁掛けエアコンなど、リスクの低い現場を優先
- 現場の数をこなしながら、少しずつ単価の高い案件へシフト
STEP5:稼働日と売上目標を決めて継続
- 「土曜日だけで月7万円」「土日で月10万円」など、具体的な目標を決める
- 繁忙期(夏前〜夏)はスケジュールを多めに、閑散期は勉強・準備に回す
- トラブル対応・保険加入なども含めて、無理なく続けられる形を作る
9. まとめ|電気工事士のエアコン取付副業は「週末だけで月7〜12万円」を狙える現実的な選択肢
エアコン取付の副業は、
- 第二種電気工事士の資格をしっかり活かせる
- 単価が高めで、週末だけでもまとまった金額になりやすい
- 技術が身につくので、将来の独立も視野に入る
という意味で、かなり「コスパのいい副業」だと感じています。
一方で、
- 道具や車などの初期投資
- 施工ミス・クレームのリスク
- 繁忙期・閑散期の波
もあるので、しっかり準備しつつ、週末から少しずつ始めるのが現実的です。
次の記事では、「第二種電気工事士に独学一発合格した勉強ロードマップ」として、
使ったテキスト・問題集・勉強時間を具体的にまとめる予定です。
エアコン取付の副業に興味がある人は、まずは資格の勉強から一緒に始めていきましょう。




