金投資の始め方|現物・純金積立・金ETF・投資信託の違いと初心者の正解ルート


「金って結局どうやって買うの?現物?純金積立?ETF?投資信託?」
「NISAで買えるって聞いたけど、何が正解かわからない…」
「少額で始めたいけど、手数料で損しそうで怖い」
※本記事は特定商品の勧誘ではなく、判断のための整理です。
- STEP1:まず押さえるべき「金投資の前提」:金は配当が出ない資産
- STEP2:4つの買い方(現物・積立・ETF・信託)を1分で理解
- STEP3:初心者の正解ルート:目的別に“買い方”を決める
- STEP4:コスト(手数料)と税金:増えない原因の9割はここ
- STEP5:買う前チェックリスト:失敗を潰してから始める
- 現物はロマンはあるけど、保管・売却・手数料が初心者に重い
- 純金積立は習慣化に強いが、積立手数料(スプレッド)が地味に効く
- 金ETFはコストが読みやすく、売買もしやすい(証券口座で完結)
- NISAで金を買うなら、実務上は「金連動の投信/ETF」が選択肢
※「何が正解か」は“目的(守り/分散/短期売買)”で変わります。この記事で順番に決めていきます。
STEP1:金投資の前提を押さえる(ここを外すと一生迷う)
株みたいに配当、債券みたいに利息がありません。増える理由は基本的に価格が上がること(値上がり益)だけ。
だから金投資は「儲けるための主役」より、インフレ・円安・有事に備える“守りのパーツ”として使うと失敗しにくいです。
- 資産を1つに寄せるのが怖い(分散したい)
- 円だけで持つのが不安(インフレ/円安に備えたい)
- 短期で一発当てたいより、“減らしにくい形”を作りたい
逆に「毎月の不労所得がほしい」なら、配当株や債券など別の選択肢が向きます。
STEP2:金の買い方は4つ。違いは「コスト」と「管理」
メリット:“持ってる感”が強い。信用リスク(金融機関が破綻したら…)が気になる人には安心材料。
注意:保管(盗難/紛失)と売却の手間、そして売買手数料・スプレッドが重くなりがち。
- 保管:自宅 or 貸金庫など(コスト/手間)
- 売却:店頭/買取業者、本人確認などが必要なことも
- 初心者がやりがち:ジュエリーを投資扱い(加工賃で増えにくい)
「趣味+資産」ならアリ。でも“資産運用の効率”で見るとハードル高め。
メリット:自動で積立できるので、相場を見ない習慣が作れます。
注意:積立サービスごとに手数料体系が違い、「気づかないコスト」が増えない原因になりがち。
- 積立の手数料(スプレッド)/年会費/口座管理料などがないか
- 引き出し(現物化)する時の条件・手数料
- やめる時(売却/解約)の手順が面倒じゃないか
「投資が続かない人」ほど積立は武器。ただし“手数料込みの実質利回り”で見るのが必須。
メリット:証券口座で完結、売買がラク。コスト(信託報酬など)が数字で見える。
注意:ETFにもコストがあるので「保有コスト」をチェック。短期売買するなら売買手数料も。
- 信託報酬(年率)
- 売買のしやすさ(出来高/スプレッド)
- NISA枠で買えるか(扱いは商品により違う)
メリット:積立設定が簡単、少額からいける。クレカ積立やポイント還元の仕組みと相性が良い場合も。
注意:投信はETFよりコストが高めのケースもあるので、信託報酬と実質コストを確認。
STEP3:初心者の正解ルート(目的→買い方を決める)
金投資で迷う原因は「買い方から考える」こと。逆です。目的から決めると、一気に絞れます。
- 分散して守りを固めたい → 金ETF / 金投資信託(管理がラク)
- 投資が続かない → 純金積立 or 投信の積立(自動化が正義)
- 現物で持ちたい(ロマン・実物資産) → 現物(ただし保管と手数料を理解した上で)
- NISAでやりたい → 金連動の投信/ETFが中心(商品選びが大事)
①「月いくら入れるか」→ ②「積立にするか」→ ③「ETFか投信か」→ ④コスト確認 → ⑤少額で開始。
相場の読みより、仕組みで勝つほうが再現性が高いです。
STEP4:手数料と税金(“思ったより増えない”の正体)
金は配当がないので、コストがそのまま“効いて”きます。ここを雑にすると、上がってるのに増えないが起きます。
| 買い方 | 主なコスト | 初心者が見落とす所 | 向き/不向き |
|---|---|---|---|
| 現物 | スプレッド/手数料、保管 | 加工賃、売却の手間 | ロマン重視 |
| 純金積立 | 積立手数料、管理費等 | 現物化/解約コスト | 習慣化 |
| ETF/投信 | 信託報酬、売買手数料 | 実質コスト、スプレッド | 手軽 |
※商品ごとの細かい条件は変わるので、必ず公式の目論見書/商品説明で確認してください。
金で税金が発生しやすいタイミングは、ざっくり言うと売って利益が出た時です(保有しているだけでは基本的に課税は発生しにくい)。
- 現物や投信/ETFの売却益が出た時に、税務上の扱いが発生
- 損益通算の可否など、商品タイプで扱いが違うことがある
- 不安なら「税金は“売る前に確認”」が鉄則(知らずに利確がいちばん危ない)
税金の細部は個別条件で変わるので、ここでは“考え方の骨格”に絞っています(詳細は別記事で深掘りが最強)。
STEP5:買う前チェックリスト(これで失敗が激減)
- 目的は「分散/守り」か「短期で増やしたい」か、言語化できてる?
- 月いくら入れる?(生活費に影響する金額はNG)
- 積立にする?一括にする?(迷うなら積立)
- コスト(信託報酬/手数料/スプレッド)を確認した?
- 売りやすさ(換金性)は問題ない?(現物は特に)
- NISAでやるなら「対象商品か」を確認した?
- 金だけに寄せすぎてない?(分散のつもりが偏り、ありがち)
- “上がる理由”より“下がっても続けられる設計”になってる?
- 買った後に見る指標(例:月1回だけ)を決めた?
- 出口(いつ売る/何のために売る)を一文で書ける?
この10個を埋めれば、金投資はかなり高確率で“やらかしにくく”なります。
- 金は配当がないので、手数料と管理の差が結果に直結する
- 初心者は「ETF/投信」から始めると、失敗の芽を潰しやすい
- 純金積立は続ける仕組みとして強いが、コスト確認は必須
- 迷ったら“目的→買い方→少額開始”の順で決める
次は「金ETFと純金積立どっちが得?」を作ると、この記事からの内部リンク導線が強くなります。
「買い時が怖い」を“ルール化”で終わらせる考え方。金と同じく、相場の予想より設計が大事。
失敗する人の共通点は「目的がズレる」こと。金投資でも同じで、最初に“目的”を決めると迷いが減る。
よくある質問(FAQ)
A. 投信や積立なら少額(数百〜数千円)から始められるケースが多いです。現物は購入単位や手数料が重くなりやすいので、初心者は少額で“続けられる形”からが安心です。
A. 実務上は「金価格に連動する投信/ETF」が選択肢になります。NISA対象かどうかは商品ごとに違うので、購入前に証券会社の商品ページで対象枠を確認してください。
A. 多くの初心者は金ETF(または投信)のほうが始めやすいです。現物は保管・売却・手数料の管理が増えやすく、慣れるまではハードルが上がります。
A. 積立時のスプレッド、口座管理料、現物化/解約時の手数料などをまとめて確認します。数字が見えにくいサービスほど、事前に条件を読み込むのが大事です。
A. 基本は「売って利益が出たとき」です。商品タイプで扱いが変わる場合があるので、利確前に“自分の買い方の税務上の扱い”を確認するのが安全です。






