競馬って儲かるの?答えは「ほぼNO」です|それでもチャンピオンズカップ2025で3,000円ガチ検証

競馬って儲かるの?答えは「ほぼNO」です|それでもチャンピオンズカップ2025で3,000円ガチ検証
「競馬で一発当ててラクに稼ぎたい」
正直、一度は考えたことがある人も多いと思います。
でも、最初にハッキリ言います。
本気でお金を増やしたいなら、競馬より“新NISA×インデックス投資”や株の方が圧倒的に有利です。
理由はシンプルで、
- 競馬はそもそも期待値マイナス(売上の約25%が控除=手数料として抜かれる)
- たまたま大きく当たっても税金が重くのしかかる
一方で、投資・株は
- 新NISAなら利益が非課税(売却益や配当に税金がかからない)
- インデックス投資なら「世界経済の成長」に乗るだけでよく、長期でプラスになりやすい仕組み
というように、「お金を増やす前提条件」からして有利です。
なので、この記事のスタンスは最初から決まっています。
◆結論:資産づくりは投資・株。競馬は“娯楽+検証コンテンツ”にとどめるべき。
……とはいえ、それでも気になりますよね。
「じゃあ、ちゃんと考えて買えば競馬でも回収率プラスにできるの?」
そこで今回は、いろいろ調べた「回収率の考え方・買い方のコツ」をベースにしつつ、
2025年12月7日(日)のチャンピオンズカップ(中京ダート1800m・GⅠ)に、
軍資金3,000円で実際に勝負して、回収率がプラスになるか検証してみます。
そもそも「競馬で稼ぐ」が難しい3つの理由
① スタート地点から“−25%”のゲーム
競馬は、売上のうち約25%が控除(手数料)として引かれ、残り約75%を当たった人たちで分け合うゲームです。
100人がそれぞれ100円ずつ賭けたら、合計1万円。
そのうち約2,500円は最初から差し引かれて、残り7,500円を当たった人で分けるイメージ。
つまり、何も考えずにずっと買い続けると、長期的にはみんなでジワジワ負けていく仕組みになっています。
② 当たっても税金で持っていかれやすい
競馬の払戻金は、基本的に一時所得として扱われ、一定以上になると確定申告が必要になります。
一時所得はざっくりいうと、
- (払戻金 − 当たり馬券の購入費 − 特別控除50万円)× 1/2
が課税対象。
「じゃあ50万円超えなきゃいいじゃん」と思いがちですが、
- 高額配当を一発で当ててしまった
- 年間トータルではそんなに勝ってないのに、その一発だけ切り取られて課税される
みたいなパターンも普通にありえます。
つまり、「的中した瞬間は嬉しいけど、あとから税金で削られるリスクがある」というのが競馬の現実です。
③ 情報・メンタル・時間コストが重い
本気で競馬で勝ち続けている人って、
- 膨大な過去データを分析
- 自分なりのルールで買うレース・買わないレースを厳選
- メンタルを一定に保ちながら、長期間検証
をやっています。
これはもう、ほとんど「趣味を超えた研究者」の世界。
普通の会社員が、そこまでの時間と集中力をかけ続けるのは現実的じゃありません。
なぜ投資・株の方が“稼ぎやすい”のか
ここで一度、投資・株側の話も整理しておきます。
① 新NISAは「利益に税金0%」というチート枠
新NISAは、ざっくりいうと
- 枠の中で買った投資信託や株の売却益・配当が非課税
- 長期でコツコツ積み立てるほど有利
という制度です。
競馬で大当たりすると税金にビクビクするのに対して、
新NISAの中で増えたお金には税金がかからないので、
「同じ“増えたお金”でも、ゴール地点の手取りがまったく違う」のがポイントです。
② インデックス投資は“世界全体の成長”に乗るだけ
例えば、
- 全世界株インデックス
- S&P500連動の投資信託
のような商品は、要するに「世界中の上場企業の成長」にまとめて乗るイメージです。
「この馬が来るか?」と毎回当てる競馬と違って、
「人類がこれからも経済活動を続ける限り、長期的には右肩上がりになりやすい」方向にベットしているわけですね。
この時点で、
- 競馬:期待値マイナス+税金重い
- 投資:期待値プラス寄り+新NISAなら税金ゼロ
という差がついています。
それでも競馬をやるなら「娯楽+検証」と割り切る
ここまで読んで、正直なところ
「じゃあ競馬なんてやる意味ないじゃん」
という気持ちも出てくると思います。
でも、レースを見たり、推し馬・推し騎手を応援したりするのって、
それはそれで最高に楽しい時間なんですよね。
なので、ぼくのスタンスはこうです。
- お金を増やす軸:新NISAや投資・副業
- 週末の楽しみ:予算を決めたうえでの競馬
そして今回の記事では、その「娯楽」側の競馬を、
回収率の考え方を意識しながらどこまでマシにできるか、実験してみます。
- 競馬は期待値マイナス+税金も重く、「お金を増やす手段」としては不利
- 一方で、新NISA×インデックス投資は長期で増えやすく、利益も非課税
- だから「資産づくりは投資・副業」「競馬は予算を決めた娯楽+検証」に分けるのが現実的
回収率アップのポイントをざっくり整理してみた
競馬の「回収率の考え方」について調べて、自分なりに大事だと思ったのは次の4つです。
- 回収率=払戻金の合計 ÷ 購入金額の合計 × 100% で考える
- 「何レース当たったか」より「トータルでいくら戻ってきたか」を見る
- とくに大事なのは「どのレースを買うか」を絞ること(なんでも買わない)
- 点数を広げすぎると、当たってもトリガミ(当たってマイナス)になりがち
この4つを意識して、今回のチャンピオンズカップ2025では「レースを1つに絞る」「軍資金3,000円の中で点数を増やしすぎない」というルールで買ってみます。
【実験】チャンピオンズカップ2025で3,000円勝負
レース概要
今回勝負するのは、
- レース名:第26回チャンピオンズカップ(GⅠ)
- 日程:2025年12月7日(日)
- 場所:中京競馬場
- コース:ダート1800m・左回り
ダート界のトップホースが集まるGⅠで、
3歳の新星ナルカミ、実績馬ウィルソンテソーロなどが出走予定です。
今回の条件・マイルール
軍資金は3,000円。ルールはこんな感じにします。
- 買うレースはチャンピオンズカップ1レースだけ
- 3,000円を絶対に超えない(追い金禁止)
- 「当てる」よりトータルの回収率を意識する
- 終わったら必ず回収率=払戻金 ÷ 3,000円 ×100%を計算
「とりあえず全レースちょっとずつ買う」をやめて、
1レースに絞って、狙いをはっきりさせるのがテーマです。
◎印・狙いの考え方
今回の軸はこの2頭です。
- ◎ 12 ナルカミ
- ○ 8 ウィルソンテソーロ
実績・安定感・舞台適性を総合して、
「勝ち負けの中心はこの2頭」と割り切ることにしました。
そのうえで、
- 3連複:8・12の2頭軸から広く拾う
- 馬単:8⇔12の裏表で本線勝負
- 3連単:1・2着を8・12に固定して3着候補を絞る
という形で、「広げるところ・厚くいくところ・夢を見るところ」を分けた買い方にしています。
今回の買い目(合計3,000円)
① 3連複フォーメーション(10点×100円=1,000円)
3連複フォーメーション
馬1:12 ナルカミ
馬2:8 ウィルソンテソーロ
馬3:以下10頭
- 1 ウィリアムバローズ
- 2 ダブルハートボンド
- 3 メイショウハリオ
- 6 ハギノアレグリアス
- 7 ラムジェット
- 10 テンカジョウ
- 13 サンライズジパング
- 14 ペプチドナイル
- 15 ペリエール
- 16 ルクソールカフェ
イメージとしては、
「12・8のどちらかが取りこぼしても、2頭とも3着以内に残ればOK」
という保険+軸信頼型の買い方です。
・点数:10点
・金額:各100円
→ 合計 1,000円
② 馬単フォーメーション(2点×500円=1,000円)
馬単フォーメーション
1着:8・12
2着:8・12
- 8 → 12(ウィルソンテソーロ → ナルカミ) 500円
- 12 → 8(ナルカミ → ウィルソンテソーロ) 500円
ここは「軸2頭の力関係で決まる本線」と割り切って、裏表だけに絞りました。
点数を絞ったぶん、1点あたり500円で厚く張っているのがポイントです。
・点数:2点
・金額:各500円
→ 合計 1,000円
③ 3連単フォーメーション(10点×100円=1,000円)
3連単フォーメーション
1着:8・12
2着:8・12
3着:下記5頭
- 3 メイショウハリオ
- 6 ハギノアレグリアス
- 7 ラムジェット
- 14 ペプチドナイル
- 15 ペリエール
組み合わせとしては、
- 8 → 12 → 3,6,7,14,15
- 12 → 8 → 3,6,7,14,15
の合計10点です。
「勝ち負けは8・12の2頭」「3着には実績馬&一発ありそうな馬」
という形で、人気~中穴ゾーンを狙っています。
・点数:10点
・金額:各100円
→ 合計 1,000円
◆ 投資合計
- 3連複:1,000円
- 馬単:1,000円
- 3連単:1,000円
総投資:3,000円
「広く拾う保険(3連複)」「本線(馬単)」「夢(3連単)」を分けて、
トータル3,000円に収まるように組んだイメージです。
まとめ:資産づくりは投資、競馬は「検証できる娯楽」くらいがちょうどいい
今回のチャンピオンズカップ2025の3,000円勝負は、
「競馬で回収率をプラスにできるのか?」という実験にすぎません。
たとえ今回プラスになったとしても、
- 競馬は控除率約25%のギャンブルである
- 大きく勝てば税金の問題も出てくる
という構造は変わりません。
だからこそ、ぼくの結論は変わりません。
- 長期的にお金を増やしたい → 新NISA×インデックス投資/副業/スキル投資
- 週末ちょっとワクワクしたい → 予算を決めた上での競馬
競馬で一発逆転を狙うより、
「給料+投資+副業」でじわじわ土台を固める方が、メンタル的にも圧倒的にラクです。
そのうえで、
「今週のチャンピオンズカップは3,000円だけ、回収率を意識してガチ検証してみる」
というくらいの距離感で付き合うのが、競馬とのちょうどいい関係かなと思っています。
レースが終わったら、このページに
「実際の払戻金・回収率・反省」
を追記していくので、よかったらそちらもチェックしてみてください。
※この記事は、競馬・投資いずれについても特定の銘柄・馬券の購入を推奨するものではありません。
軍資金は必ず「生活に影響の出ない範囲」で、自分の責任でコントロールしましょう。






