メルカリでマネーロンダリングを疑われた?利用制限・売上金保留の流れと巻き込まれない対策

chatbakenshi0224

フリマアプリの普及で、誰でもかんたんにモノを売り買いできるようになりました。

一方で、最近はニュースやSNSで

  • 「メルカリでマネーロンダリングが多発しているらしい」
  • 「マネーロンダリングを疑われてメルカリアカウントが止まった」
  • 「メルカリ マネーロンダリング 通報されたらどうなる?」

といった話題も見かけます。

正直、普通にメルカリを使っている人からすると、

  • マネーロンダリングってそもそも何?
  • 自分も知らないうちに巻き込まれたりしない?
  • もし疑われたらどうすればいいの?

と不安になりますよね。

この記事の結論
  • 普通に使っているだけなら過度に怖がる必要はない(ただし「名義貸し」「外部送金」「実態のない取引」は別)
  • 疑われると、本人確認の追加・利用制限・売上金の保留が起きることがある
  • 巻き込まれないコツは、アカウントを貸さない/相場から外れない/怪しい依頼は断って事務局へ
  • 心当たりがない場合は、事実ベースで説明+履歴の保存が最優先

この記事では、

  • マネーロンダリングの意味と基本
  • フリマアプリが悪用されるときのイメージ
  • メルカリで「マネーロンダリングを疑われた」ときに起こりうること
  • 通報・口座凍結・逮捕のリスク
  • 普通のユーザーが巻き込まれないための対策

を、専門用語は最小限にしつつ整理していきます。

※この記事は、犯罪行為のやり方を紹介するものではなく、「巻き込まれないための知識」をまとめた内容です。


マネーロンダリングとは?初心者向けに意味を整理

まず、「マネーロンダリング 意味」から。

マネーロンダリング(Money Laundering)は、ざっくり言うと、

犯罪で得たお金の出どころを隠して、「きれいなお金」に見せかけること

です。

たとえば、

  • 詐欺・薬物・闇バイトなどで手に入れたお金を
  • 別の名義の口座やサービスをぐるぐる回して
  • 「普通の取引で得たお金」に見せかける

といったイメージです。

日本では、「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)」で、

  • 銀行・クレジットカード会社・証券会社
  • フリマアプリ・決済アプリなどの事業者

が、マネーロンダリング対策(AML)を行うことが義務づけられています。

ここだけ押さえればOK
  • 目的は「お金の出どころを分からなくする」こと
  • だから事業者側は、怪しい動きがあると止めて確認する(これが利用制限の正体)

なぜメルカリなどのフリマアプリが狙われるのか

フリマアプリは、

  • 少額の取引がたくさん行われる
  • 決済〜振込までアプリ内で完結する
  • 個人同士のやり取りに見える

という特徴があります。

この「少額×個人取引」という見た目を利用して、

  • 盗難品や不正に入手したギフト券・ポイントを売る
  • 実態のない商品を高額で売買したことにして、資金を移動させる
  • 他人名義のアカウントを使って現金化する

といったマネーロンダリングの一部に利用されるケースがあるとされています。

もちろん、普通に家の不用品やハンドメイド作品を売っているユーザーが犯罪者扱いされるわけではありません。
ただ、プラットフォーム側は「怪しい動き」があればチェック・報告する義務があり、その過程で一般ユーザーが巻き込まれることもゼロではありません。


メルカリでマネーロンダリングを疑われるのはどんな時?

具体的な審査ロジックは公開されていませんが、一般的にマネーロンダリング対策としてチェックされやすいのは、こんな動きです。

  • 短期間に高額な取引を繰り返している
  • 相場から大きく外れた高額出品・購入が多い
  • 同じ相手との間で不自然な売買を繰り返している
  • 「実態がなさそうな商品」の取引が多い(内容があいまい・説明がない など)
  • 本人確認情報と、実際の取引パターンがかみ合わない
普通の人が巻き込まれやすいのはココ
  • 相場より明らかに高い(または安い)取引が続く
  • 説明が薄い/実態が伝わらない商品(写真や説明不足)
  • 短期に高額が続くなら、説明を丁寧にして「普通の売買」だと分かる形に寄せる

こうした動きが続くと、

  • アカウントが一時停止される
  • 「ご利用状況の確認」のメールが届く
  • 追加の本人確認書類の提出を求められる

といった対応が行われ、「マネーロンダリングを疑われた?」と感じる人も出てきます。


「メルカリ マネーロンダリング 疑われた」ときに起こりうること

もし、メルカリ側から

  • 利用制限がかかった
  • 取引や振込が止まった
  • 「マネーロンダリング防止のための確認」といったメッセージが届いた

などの状況になった場合、次のような流れになることがあります。

① 追加の本人確認・取引内容の確認

まずは、

  • 運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類
  • 取引の目的や、仕入れ先・販売先に関する説明

を求められることがあります。

この段階では、「怪しいから一発アウト」ではなく、「本当に不正取引ではないかの確認」という意味合いが強いです。

② アカウント制限・売上金の一時保留

内容によっては、調査が終わるまで

  • 新規の出品・購入ができない
  • 売上金の振込が一時的に保留される

といった対応が取られる場合があります。

銀行口座でも、マネーロンダリングが疑われると口座凍結されることがありますが、フリマアプリも同様に「いったん止めてから調べる」ことがあります。

③ 悪質と判断された場合は通報・アカウント停止の可能性も

もし、

  • 明らかに犯罪行為に関係している取引
  • 他人名義の口座・アカウントを使った取引
  • 不正に入手したギフト券やポイントの換金

などが発覚した場合、

  • アカウントの永久停止
  • 関係する取引の削除・キャンセル
  • 必要に応じて、警察・関係機関への通報

といった対応が取られる可能性があります。

ここまで行くと、場合によっては逮捕・書類送検といった重い結果につながることもあり得ます。


知らずに巻き込まれないための「マネーロンダリング対策」

普通にメルカリを使っている人でも、知らないうちにグレーな取引に巻き込まれる可能性はゼロではありません。

ここからは、一般ユーザーが意識しておきたい「メルカリ マネーロンダリング 対策」をまとめます。

巻き込まれないための鉄板ルール
  • アカウント・本人確認情報は絶対に貸さない
  • メルカリ外での送金・直取引・先払い依頼は断る
  • 相場とかけ離れた値付けを避け、説明と写真を丁寧に(実態が伝わる形に)
  • 違和感があれば、スクショ→事務局へ相談が最強

① アカウント・本人確認情報を絶対に貸さない

もっとも危険なのが、

  • 「メルカリのアカウント貸してくれたら◯万円あげる」
  • 「本人確認だけお願い、売上は全部あげる」

といった名義貸しの勧誘です。

これは、

  • あなた名義のアカウントが犯罪に使われる
  • 問題が起きたとき、あなた自身が「マネーロンダリングの疑い」をかけられる

という、超ハイリスク行為です。どんなにおいしい話に見えても、絶対に応じないようにしてください。

② 実態のない取引・おかしな依頼には乗らない

たとえば、

  • 「商品はいらないから、とりあえず高額で出品して」
  • 「後でキャンセルするから、先に受取評価だけしてほしい」
  • 「メルカリ外でお金を振り込むから、商品だけ送って」

といった依頼は、マネーロンダリングや詐欺の一部になっている可能性があります。

少しでも違和感があったら、

  • やり取りをスクショして
  • メルカリ事務局に相談

するのが安全です。

③ 相場から大きく外れた価格設定を避ける

「メルカリ せどり」などで副業をしている人も含め、

  • 明らかに相場より高い価格での身内売買
  • 意味のない高額商品(空箱・メモ紙など)

は、マネーロンダリングや詐欺に見えてしまう可能性があります。

ビジネスとしてメルカリを使う場合でも、

  • 他の出品と比べて極端に高い値付けをしない
  • 商品説明を丁寧に書く(何の商品か分かるように)

といった基本を守ることで、余計な誤解を招きにくくすることができます。


身に覚えがないのに「マネーロンダリングを疑われた」場合の対応

もし、ほんとうに心当たりがないのに、

  • 「マネーロンダリング防止の観点からご利用状況を確認しています」
  • 「不審な取引に関するご連絡」

といったメッセージが来たら、どうすればいいでしょうか。

まずやること(最短ルート)
  1. 事実ベースで落ち着いて回答する(感情で戦わない)
  2. 取引履歴・メッセージ・発送控えのスクショを保存する
  3. 警察沙汰や重大な疑いが出たら、弁護士・公的相談窓口

① 正直に・事実ベースで説明する

プラットフォーム側は、

  • その取引が「普通の売買」なのか
  • それとも不正な資金移動なのか

を見極めたいだけです。

聞かれたことには、

  • 何を・いくらで・なぜ買った/売ったのか
  • 相手はどんな人か(知人なのか、たまたま買ってくれた人なのか)

を、落ち着いて事実のとおりに回答しましょう。

② 取引履歴・やり取りのスクショは取っておく

念のため、

  • 商品ページ
  • メッセージのやり取り
  • 発送した控え(伝票番号など)

のスクリーンショットを残しておくと、後から説明が必要になったときに役立ちます。

③ 不安が大きいときは、弁護士・公的相談窓口に相談

もし、

  • 警察から連絡が来た
  • 「事件に関わっている可能性がある」と言われた

といった状況になった場合は、一人で抱え込まずに弁護士や法律相談窓口を利用しましょう。

マネーロンダリング関連の法律は専門的なので、ネット情報だけで判断するのは危険です。


まとめ|「知らなかった」で済まない時代だからこそ、最低限の知識を

フリマアプリは便利ですが、その便利さがマネーロンダリングや詐欺にも悪用されているのが現実です。

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

まとめ
  • マネーロンダリングとは、犯罪で得たお金の出どころを隠して「きれいなお金」に見せる行為
  • メルカリなどのフリマアプリは、少額・個人間取引が多く、悪用されるケースが報告されている。
  • 短期間の高額取引や、実態のない売買が続くと、アカウント制限・売上金保留につながることがある。
  • 名義貸し・相場とかけ離れた高額売買・メルカリ外での送金依頼などは、犯罪に巻き込まれる入口になり得る。
  • 身に覚えがない場合でも、事実を丁寧に説明+履歴を保存し、必要に応じて専門家に相談する。

「自分には関係ない」と思っていると、怪しい誘いに対する警戒心がゆるくなりがちです。

最低限の知識と、「少しでも変だと思ったら断る勇気」を持って、フリマアプリと上手に付き合っていきましょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の事案についての法律判断を行うものではありません。具体的なトラブルに巻き込まれた場合は、必ず弁護士や公的相談窓口にご相談ください。

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YAMADA
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金融会社員|コツコツ資産形成ブロガー
都内の金融会社で働く会社員です。 普段は投資信託やNISAなどの事務・バックオフィス業務に携わりつつ、自分でも新NISAやインデックス投資でコツコツ資産形成中。 このブログ「コツコツマネーLabo」では、 「最初の1万円の使い方」「投資初心者向けの基本用語」「副業や節税のリアル」など、自分が実際に学んでよかったお金の知識をわかりやすく発信しています。
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