【保存版】マイクロ法人の作り方|個人事業主+法人で社会保険料をグッと下げる方法

「国民健康保険と国民年金が高すぎる…」
フリーランス・個人事業主がこの壁にぶつかったとき、現実的な選択肢として出てくるのがマイクロ法人(超小さい会社)です。

こんな悩み、ありませんか?
- 国保+国民年金が重くて、手取りが増えない
- マイクロ法人って結局、何からやればいい?
- 役員報酬っていくらにすればいいの?(ミスると詰む?)
- 設立後の届出が多すぎて、抜けそうで怖い
- 「節税のつもり」が税務リスクになるパターンを避けたい
- 社会保険を下げたいなら、法人側の役員報酬を“設計”して加入する
- 個人事業+法人の二刀流は、口座・契約・請求・帳簿を分けるのが絶対ルール
- 得かどうかは設立費用+維持費(均等割など)も含めて試算しないと判断ミスる
※本記事は一般的な整理です。実行前に税理士・社労士へ確認してください(人によって最適解が変わります)。
この記事では、合同会社(LLC)前提で、マイクロ法人の作り方を最短7STEPに落として、途中で詰まりやすいポイント(報酬・社保・運用ルール・落とし穴)までまとめます。
- STEP0:あなたがマイクロ法人向きか「損得」を試算する
- STEP1:法人に載せる業務を決める(個人と混ぜない)
- STEP2:合同会社で設立(費用・手間が軽い)
- STEP3:役員報酬を設計して社会保険に加入
- STEP4:法務局の登記→履歴事項・印鑑証明を取る
- STEP5:税務署・自治体・年金事務所へ届出(ここ最重要)
- STEP6:運用ルール(月次のやること)を固定して事故を防ぐ
マイクロ法人=制度名ではなく、代表者1人(+家族)で回す超小規模の法人を便宜上そう呼んでいるだけです。
王道パターンはこれ。
- 生活費のメインは「個人事業」の売上から
- 別で小さい法人を作り、そこで役員報酬を設計して社会保険(健康保険+厚生年金)に加入
マイクロ法人で得しやすい理由(よくある狙い)
- 社会保険料:法人の役員報酬(標準報酬)ベースで決まりやすい
- 所得の分散:個人の所得と法人の所得を設計して、税・社保のバランスを取りやすい
- 経費の使い分け:法人で使う支出/個人で使う支出をルール化しやすい
あわせて読みたい(経費で事故りたくない人へ)
個人事業主の経費にできるものはどこまで?上限・NG例も解説 「どこまで経費にできる?」の基準が分かると、法人化後の設計も一気にラクになります。| 向いてる(検討価値が高い) | まだ早い(先に別の最適化) |
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ここが落とし穴:赤字でも固定費が出る
- 法人は赤字でも法人住民税の均等割など固定費が出やすい
- 会計ソフト代・税理士報酬など、運用コストも積み上がる
だから「作ってから考える」だと、維持費だけ払って終わるパターンが出ます。
- ① 法人に載せる業務:資産管理/Web運営/広告/コンサル等(個人と混ぜない)
- ② 役員報酬の方針:社保を狙うなら「報酬設計」が核
- ③ 会社形態:基本は合同会社(設立コスト・手間が軽い)
- ④ 会社名・本店所在地:銀行口座・届出・郵便物の現実運用で決める
- ⑤ 事業目的:“口座審査”を通すために具体的に(ぼんやりワードは弱い)
- ⑥ 決算月:個人の確定申告とズラして、作業地獄を避ける
絶対にやってはいけないこと(税務リスクが跳ねる)
- 個人と法人で同じ仕事・同じ請求先を「都合よく分ける」
- 売上を恣意的に個人⇔法人で移し替える
- 口座・クレカ・帳簿をごちゃ混ぜにする
二刀流は「分ける」から成立します。混ぜた瞬間に“節税”じゃなく“危ない運用”になります。
- 資本金:最初は無理しない(運転資金の現実に合わせる)
- 事業目的:将来やる可能性も含めて、具体的に書く(口座審査で見られやすい)
- 決算月:作業が集中しないように設計(個人の申告とズラす)
登記・口座で使うので、先に用意しておくとスムーズです。
- 紙の定款だと印紙代が乗りやすいので、基本は電子定款でOK
- 設立ツール(freee/マネーフォワード等)を使うと入力→書類出力がラク
「誰の口座に」「いくら入れたか」が分かる状態にして、払い込み証明を用意します。
- 登記申請書・定款・就任承諾書・払込証明・印鑑届などを揃える
- 不安なら司法書士に依頼して「不備で差し戻し」を防ぐのも手
登記申請日が会社の設立日になります。書類が通ったら、履歴事項全部証明書・印鑑証明書が取れるようになります。
- 税務署:法人設立届出書/青色申告の承認申請書 など
- 都道府県・市区町村:法人設立届出書
- 年金事務所:健康保険・厚生年金の新規適用届(社保加入)
- 必要に応じて:労基署・ハロワ(従業員を雇う場合)
「登記した=終わり」じゃありません。むしろここからが本番です。
- マイクロ法人の狙いが「社保を抑える」なら、法人側の役員報酬を低めに設計するのが基本
- ただし、低ければいいではなく、生活設計・将来の年金・審査(口座/融資)ともバランス
- 現実は「手取り最大化」より事故らず続くラインを作った人が勝つ
※報酬や社保は個別条件で変わります。最終は社労士へ。
よくあるミス(これで損する)
- 「とりあえず高めに役員報酬」→ 社保が重くなる
- 「個人の売上を法人に寄せすぎ」→ 税務リスクが上がる
- 「口座・経費が混ざって説明できない」→ 否認・修正の火種
- 口座:個人用/個人事業用/法人用を分ける(最低でも事業用と法人用は分離)
- 請求:契約書・請求書の名義を揃える(法人仕事は法人名義)
- 支出:家事按分が必要なものは「割合の根拠」を残す
- 帳簿:個人と法人の会計を混ぜない(会計ソフトも分けるとさらに安全)
車・ガソリン・保険・駐車場…は特に危険(私用が混ざりやすい)
- 私用割合があるなら、按分が必要(100%経費は説明が難しくなりやすい)
- 減価償却・売却益・仕訳のルールを知らずに買うと、あとで地獄を見る
ここ、マジで先に読んで(車で爆死しやすいポイント)
法人で車を買う前に必読|減価償却の落とし穴7つ(売却益・按分・私用・仕訳) 「法人で車=節税」みたいな雑理解が一番危険。ルールを知ってから判断が正解です。- マイクロ法人は「社保を下げる魔法」じゃなく、設計のテクニック
- 合同会社で作るのが現実的(コスト・手間が軽い)
- 二刀流の核は役員報酬の設計と、個人と法人を分ける運用
- 登記より大事なのは、設立後の届出と月次の運用ルール
※免責:税金・社会保険は個別条件で結論が変わります。実行前に税理士・社労士へ確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. マイクロ法人って、誰でも得しますか?
A. いいえ。設立費用・毎年の維持費(均等割など)もあるので、「社保がどれだけ下がるか」だけで判断すると失敗します。トータルで試算して、数年単位で回収できる見込みがあるかが重要です。
Q. 株式会社と合同会社、どっちがいい?
A. マイクロ法人目的(小さく運用)なら、基本は合同会社でOKです。設立コストと手間が軽く、運用の実務も十分回せます。
Q. 役員報酬はいくらにすればいい?
A. 「社保を抑えたい」なら法人側の役員報酬を設計するのが基本ですが、生活設計・将来の年金・審査(口座/融資)とのバランスも必要です。最終は社労士に確認して決めるのが安全です。
Q. 個人事業と法人で同じ仕事を分けて請求していい?
A. 基本的におすすめしません。売上の付け替えに見えやすく、否認・調査リスクが上がります。法人に載せる業務を明確にし、契約・請求・口座・帳簿を分けて運用するのが大前提です。
Q. 設立後に必ずやる届出は?
A. 税務署(法人設立届出書・青色申告の承認申請書など)、自治体(法人設立届出書)、年金事務所(健康保険・厚生年金の新規適用届)などが代表例です。ここを落とすと運用が止まります。
Q. 法人で車を買うと節税になりますか?
A. 雑にやると逆に危険です。私用混在の按分、減価償却、売却益、仕訳などルールが絡むため、先に「落とし穴」を理解してから判断してください。


