【第三弾】投資初心者の最初の1万円の使い方|新NISA×インデックス投資ではじめる超入門ガイド

「投資に興味はあるけど、最初の1万円をどうすればいいのか分からない…」
そんな人に向けて、この記事では“最初の1万円”の使い方を具体的にまとめます。
テーマはシンプルで、
- 新NISAのつみたて枠を使って
- インデックスファンドをコツコツ積み立てる
という王道ルートです。
短期で一気に増やすギャンブルではなく、「将来の自分のために、今日から少しずつ育てる」イメージで読んでもらえたら嬉しいです。
この記事でわかること
- 最初の1万円で絶対にやらないほうがいいこと
- 新NISAを使った“王道の始め方”
- インデックスファンドの選び方のざっくり基準
- 2万円目、3万円目と金額を増やしていくステップ
1. 最初の1万円で「絶対にやらないほうがいいこと」
いきなり「何を買うか」を考えたくなりますが、その前にやらないほうがいいことを先に確認しておきましょう。
- いきなり個別株を1銘柄ドーンと買う
→ 1社に全ツッパは、初心者にはリスクが高すぎ。 - よく分からないままレバレッジ商品を買う
→ 値動きが大きくて、メンタルが削られやすい。 - 「SNSで話題だから」という理由だけで買う
→ バズった頃には、すでに割高なことも多い。
最初の1万円は、「練習代+経験代」です。
当てようとするのではなく、「投資の仕組みに慣れる」ことをゴールにしたほうが、長い目で見てうまくいきやすいです。
2. 最初の1万円は「新NISAのつみたて枠」に入れる
次に、お金を入れる“箱”を決めるイメージで考えます。
今の日本だと、投資初心者がまず検討したいのは新NISA(少額投資非課税制度)です。
新NISAをざっくり一言でいうと、
「投資で増えた利益に税金がかからなくなる、おトクな制度」
普通は、株や投資信託で得た利益に約20%の税金がかかります。
新NISAの枠の中で運用すると、その税金がゼロになります。
なので、最初の1万円は、
- 証券会社で新NISA口座を開設して
- 「つみたて投資枠」で投資信託を買う
という流れにしておくと、後々までムダが少ないです。
3. 証券口座をつくるときに決めること
ざっくりとした口座開設の流れはこんな感じ。
- ネット証券(楽天証券・SBI証券など)を選ぶ
- スマホから本人確認(マイナンバー+身分証)を送る
- 新NISA口座を「開設する」にチェック
- 銀行口座から証券口座に1万円を入金
最初は、スマホアプリが使いやすいかどうかで選んでOKです。
後から別の証券会社を開くこともできるので、完璧を目指して悩みすぎないほうが早く動けます。
4. 最初の1万円で買うなら「インデックス投資」が王道
新NISAのつみたて枠で買える商品の中で、初心者が候補にしやすいのがインデックスファンドです。
ざっくりいうと、
- 世界中の株を少しずつまとめ買いする「全世界株式」タイプ
- アメリカの大きい会社500社をまとめ買いする「S&P500」タイプ
このあたりが、「まず1本持つならコレ」という王道になりやすいです。
最初の1本の選び方(ざっくり)
- 世界全体に広く分散したい → 全世界株式インデックス
- アメリカの成長に期待したい → S&P500インデックス
- 共通して大事なのは「手数料(信託報酬)が安いこと」
商品名に「インデックス」「全世界株式」「S&P500」などが入っていて、信託報酬が年0.2%以下くらいを目安に探すと、候補が絞りやすくなります。
5. 「最初の1万円」の具体的な使い方プラン
では、最初の1万円をどう使うか。
一例として、こんなプランをイメージしてみてください。
- ① インデックスファンド1本に、つみたて設定で1万円
→ 新NISAのつみたて枠で、毎月1万円積み立て。 - ② とりあえず1万円だけ試しに買ってみる
→ 値動きをアプリで見ながら、「増えたり減ったりする感覚」に慣れる。
ここで大事なのは、
- 一度買ったら、すぐに売らないで様子を見る
- 短期の上下で一喜一憂しすぎない
ということです。
1〜3ヶ月くらいは、「値動きを観察しながら、自分のメンタルのクセを知る」期間だと思っておくと◎。
6. 2万円目・3万円目の増やし方
最初の1万円で仕組みに慣れてきたら、少しずつ金額を増やしていくステップに入ります。
- STEP1:1万円を3ヶ月続ける
→ 生活に無理がないか、値動きに耐えられるかをチェック。 - STEP2:問題なければ、2万円にアップ
→ ボーナス月だけ増額するのもアリ。 - STEP3:収入と支出を見ながら、上限ラインを決める
→ 「毎月この金額なら10年続けられる」という範囲で。
投資は「速さ」より「続ける力」のほうが大事です。
無理に増やしすぎて、生活がキツくなってやめてしまうのが一番もったいないので、あくまで「続けられるペース」で調整していきましょう。
7. よくあるNGパターンと回避法
- 含み損が出た瞬間に全部売ってしまう
→ 長期投資なのに、短期の値動きだけ見て判断しない。 - 一度うまくいったあと、急にリスクを上げる
→ レバレッジ商品や個別株に大金を入れたくなる気持ちを一旦落ち着かせる。 - 「借金してでも投資したほうがいい」という情報を真に受ける
→ 生活費や借金で投資するのはリスクが高すぎるのでNG。
迷ったときは、「5年後の自分が読んでも納得できる選択か?」を一度考えてみると、変な判断をしにくくなります。
8. まとめ|最初の1万円は「投資の練習代」として大事に使う
改めて、この記事で紹介した流れをまとめると、
- 最初の1万円で「一発逆転」を狙わない
- 新NISAのつみたて枠でインデックスファンドを1本選ぶ
- まずは1万円だけ積み立てて、値動きに慣れる
- 問題なければ、2万円・3万円と少しずつ増やす
- 長く続けられるペースを自分なりに見つける
最初の1万円は、「投資のスタートボタン」です。
ここで焦らず、ゆっくり仕組みに慣れながら、自分に合うペースを探すことが、その後10年・20年の資産形成につながっていきます。
このブログでは、新NISAの活用方法や、初心者向けの株用語解説(第2弾)もまとめていく予定です。
「これから投資を始めたい」「将来のお金がちょっと不安」という人は、ぜひそちらもチェックしてみてください。
※本記事は特定の商品や投資行動をすすめるものではなく、一般的な情報提供を目的としています。実際の投資判断は、ご自身の状況に合わせて慎重に行ってください。






