中古ビル内見チェックリスト完全版|屋上・外壁・共用部・電気・給排水・空調の確認ポイント


「内装より先に確認すべき場所ってある?」
「買ったあとに修繕費で失敗しないためのチェック項目が知りたい」
※本記事は現地確認の整理用です。最終判断は不動産会社・建築士・設備業者などの専門家確認を前提にしてください。
- STEP1:内見前に準備するもの(資料・持ち物・質問項目)
- STEP2:屋上・外壁・共用部で先に見るべきポイント
- STEP3:電気・給排水・空調の設備チェック
- STEP4:写真で残すべき場所と不動産会社に聞く質問
- STEP5:内見後にやること(見積もり・判断の進め方)
- 最優先は屋上・外壁・共用部・設備(電気/給排水/空調)の状態
- 気になる箇所は必ず写真で残し、あとで見積もりに使える形にする
- 「いつ交換したか」「故障歴」「修繕履歴」はその場で確認する
- 内見1回で決めず、必要なら専門家同行で再確認する
中古ビルは、見えないコストの確認精度がそのまま利益に直結します。
STEP1:内見前に準備するものをそろえる
現地に行ってから考えると、どうしても見た目や雰囲気に引っ張られます。中古ビルの内見は、「何を見るか」「何を聞くか」を先に決めておくのが大事です。特に、あとで見積もりを取る前提なら、写真とメモの取り方を決めておくとかなりラクになります。
- 物件資料(図面・間取り・募集図面)をスマホに保存しておく
- チェックメモを作る(屋上/外壁/共用部/電気/給排水/空調)
- スマホの充電を満タンにして、写真を撮れる状態にする
できればメモアプリで「部位ごと」に記録すると、見積もり依頼時にそのまま使えます。
STEP2:屋上・外壁・共用部を先に確認する
内装はあとから変えられても、屋上防水や外壁、共用部の劣化は費用が大きくなりやすいです。まずは建物の「外側」と「共用部」から見て、致命的な傷みがないかを確認しましょう。
- 屋上:防水の劣化、ひび割れ、水たまり跡、排水口まわりの詰まり
- 外壁:クラック(ひび)、浮き、剥がれ、シーリングの劣化
- 共用部:階段・廊下の傷み、漏水跡、照明不良、臭い、清掃状態
「汚い」はまだ改善できますが、「劣化が進んでいる」は費用に直結しやすいです。
STEP3:電気・給排水・空調を設備目線で見る
設備の更新は高額になりやすく、購入後にいちばん効いてくるポイントです。特に店舗利用や事業利用を考えるなら、電気容量・給排水・空調の状態は必ず見ておきたいところです。内見時点で完璧に判断できなくても、「怪しい箇所を洗い出す」だけで価値があります。
- 電気:分電盤の状態、回路の余裕、古い配線の有無、ブレーカーの印字
- 給排水:水圧、排水の流れ、異臭、漏水跡、配管のサビ
- 空調:設置年数、動作確認、異音、効き具合、室外機の状態
「いつ交換したか」「どこが故障したことがあるか」「現在使えているか」を確認しましょう。年式が古くても、メンテ履歴があれば判断材料になります。
STEP4:写真で残す場所と質問リストを使う
内見後に工事会社へ相談するなら、写真の撮り方で精度が変わります。全体写真だけでなく、問題箇所の寄り写真+場所が分かる引き写真の2枚セットで残しておくと便利です。
- 雨漏り跡・ひび・サビ・剥がれは、寄りと引きの両方で撮る
- 分電盤・給湯器・空調・室外機は型番ラベルも撮る
- 階段・廊下・共用部は、連続で撮って状況が分かるようにする
| チェック場所 | 見るポイント | 質問する内容 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 屋上・外壁 | 防水劣化、ひび、剥がれ、雨漏り跡 | 直近の修繕時期、過去の漏水歴 | 最優先 |
| 共用部 | 階段/廊下の傷み、臭い、照明、清掃状態 | 共用部修繕の予定、管理状況 | 重要 |
| 電気・給排水・空調 | 年式、動作、異音、漏れ、容量 | 交換歴、故障歴、現在の使用状況 | 最優先 |
この表をそのままメモにして、内見時に一項目ずつ確認する使い方がおすすめです。
STEP5:内見後は「感想」ではなく「見積もり材料」を整理する
時間が経つと、どの写真がどの場所だったか分からなくなります。内見後はすぐに、部位ごとに写真を分けて、気になる点を一言メモしておきましょう。これだけで、見積もり依頼や再内見がスムーズになります。
- 写真を「屋上・外壁・共用部・電気・給排水・空調」に分類する
- 気になる点を箇条書きにして、不動産会社へ追加質問を送る
- 必要なら建築/設備の専門家に見てもらう前提で再内見を調整する
中古ビルは、内見後の整理がそのまま判断精度になります。気になる点を放置しないのがコツです。
- 内見前にチェック項目を決めると見落としが減る
- 屋上・外壁・共用部は修繕費が大きくなりやすいので先に確認
- 電気・給排水・空調は年式と動作、交換歴を確認する
- 写真とメモを残して、見積もりに使える状態で持ち帰る
中古ビルの内見は、見る順番を決めるだけで精度が上がります。次は「購入時にかかる費用の全体像」を押さえて、総額で判断できる状態にしていきましょう。
今回のチェックリストの前提になる記事です。なぜ「安い物件ほど総額で判断すべきか」を先に把握しておくと、内見の見方が変わります。
内見で確認した内容を、実際の費用感に落とし込むための記事に繋げるのがおすすめです。公開後に個別記事URLへ差し替えてください。
よくある質問(FAQ)
A. 1回で決めず、最低でも2回を目安にするのがおすすめです。1回目は全体確認、2回目は気になった箇所の再確認や専門家同行に使うと、見落としを減らしやすいです。
A. 屋上・外壁・共用部・設備(電気/給排水/空調)です。内装は後から直せても、建物本体や設備の劣化は費用が大きくなりやすいため、先に確認するのが基本です。
A. 問題箇所の寄り写真と、場所が分かる引き写真をセットで撮るのがおすすめです。設備は型番ラベルも撮っておくと、後で見積もり相談がしやすくなります。
A. 修繕履歴、漏水や故障の履歴、設備の交換時期、現在の使用状況を聞きましょう。「いつ・どこを・どの程度直したか」を確認できると判断しやすくなります。
A. このチェックリストは見落としを減らすための整理用です。最終判断は、建築や設備の専門家による確認と概算見積もりを組み合わせるのが安全です。





